マメで強い、一騎当千

先日、第7期最高位戦クラシックの決勝が行われ、見事RMUの松ヶ瀬さんが優勝した。

まだまだ規模の小さい当団体にとって、他の団体のタイトルを獲るというのはとても大きなことだ。これから松ヶ瀬さんが人生においてどれくらい競技麻雀のウエイトを大きくしていくのか、それは全くわからないことなのだが、続ける以上はいずれまたこのようにタイトル戦で活躍することになるはずだ。

松ヶ瀬さんの麻雀は、その豪快なルックスとは正反対……といっては失礼かもしれないが、とても丁寧で、ある意味では教科書的な麻雀を打つ人である。モデルとしては井出洋介先生を想像してもらえばいい。鳴きはそれほど多くはなく、2ハン手役と「リーチ・ツモ」での戦い方を中心としている。リーチをかけた場合の打点や精度はとても高い。代表が彼を絶賛しているのは、自分とこの部分が似通っているという点も理由の一つだろう。

以前、リーグ戦の時に、彼が僕の卓を観戦していた。その際に手順のミスを指摘してもらったことがある。とにかく麻雀が好きで、麻雀が好きな人のことを好きな、好青年なのである。

事務局の仕事は、ほとんどがメールで行われる。実は松ヶ瀬さんは、僕からのメールを最も早く返信してくれる人である。会員の少ない団体とはいえ、何十人という人間にメールを送り、連絡を取っていると、その中にも個性は当然表れる。すぐに返事をくれる人、何日経ってもアクションを起こさず、こちらに催促をさせる人。様々である。

全体的に見てスピーディーだと思うのだが、特に松ヶ瀬さんは本当に安心感があるというか、サクサクとコミュニケーションを取れる人だ。メールは短文で素っ気ないが、こちらの欲しい回答をすぐにくれるので、実はかなり助かっている。ちなみに似ているタイプとしては渡辺卓也や、宮田さんがいる。彼らもレスポンスは早く、短文ではあるが、こちらが求める回答を概ね理解してくれるので、コミュニケーションが取りやすい。

麻雀が強い人の共通点として、自分が感じていることがある。それはマメであるということ。メールの返事が早い、電話にもすぐ出る、自分から約束した小さなことを忘れていない、そういう一つ一つのことをマメに、丁寧にやるというところが、強い麻雀打ちに共通しているような気がする。いや、それほど多くの麻雀打ちと仕事をしたことがあるわけではないので、サンプル数が非常に少ないのだが。思えば代表も、レスポンスは早いし、話も必ず筋が通っている。何を当たり前のことをと思うかもしれないが、こういった当たり前のことずっと続けられる人は、早々いないものだ。

かくして、身近にタイトルホルダーがまた1人誕生した。観戦の機会も多いので、彼から少しでも多くのことを学び、目の前の自分の試合に活かしていこう。強い人は一人でも多く知っているほうがいいし、そもそも麻雀のスタイルなんてミーハーでいいのだ。

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小林景悟

Author:小林景悟
RMUという競技プロ麻雀団体に所属しています。コピーライター、講師。

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